梅毒
梅毒
時期によって症状が違う。なるべく感染した初期に治療を!
どんな症状なの?
梅毒の症状は感染してからの時期によって違います。
【感染してから3週目頃~】ペニスや舌、口の中、へんとう腺、のどちんこ、肛門などにえんどう豆ぐらいのやや固いしこりが1個から数個できます。これがやがて赤みを帯びてじくじくしたおできになり、化膿する場合は痛みもあります。また、リンパ節がはれてグリグリとしたシコリができます。
【感染してから3ヶ月~3年】うっすらと赤い発疹が手のひら、足の裏、体全体などに出てきます。発疹は数週間から半年以内にはあとを残さずに消えます。
【3年~】その発疹などの症状が消えて、症状のない期間に入りますが、体の中で進行して関節や神経、内臓などに様々な障害が出てきます。
どんなことでうつるの?ふせげるの?
できものや化膿した部分に触れないこと、相手の精液/膣分泌液/血液/浸出液と自分の性器、口の中、アナルの中などの粘膜部分が触れないようにすることです。
治療法は?どのくらいで回復するの?
治療は抗生物質(ペニシリン等)を服用します。どのくらいで回復するかは、感染してからどのくらい経ってから治療を始めるかによります。初期(2年以内)に治療を始めれば、2~4週間の治療でほぼ回復し、やがて完治します。潜伏期を過ぎて長期間ほっておくと、完治は難しくなります。
何をもって治ったとするの?
治ったかどうかは医師の判断が必要です。通常、集中して治療をするのは4週間で一区切り、その後半年ほど定期的に検査をして経過をみます。抗体の変化(減少具合)を確認するためで、その間は日常生活上、特に支障はありませんが、様子をみている期間なので、特にセーファーセックスが必要です。
検査はどこで受けられる?
<自覚症状がある時には>もし具体的な症状があれば、病院で診てもらいましょう。
<自覚症状がない場合に念のため検査を受けたい時は?>保健所で無料検査をやっているところがあります検査は感染したと思われる時から4週間以上経過してから受けることが必要です。結果は約1週間で分かります。