行為からみる性感染症

行為からみる性感染症

ここでは、僕たちのセックスで、「どんなことをしたら、生活に大きな影響を与えるSTDが心配か」ということについて、どんなセックスをするのか「行為別」に可能性をまとめてみました。

『こんな行為をした』=『必ずこのSTDになる』という訳ではありませんが、どんなセーファーセックスをしようか自分なりに考えてみたり、実際にやったセックスで心配になったときに振り返ってみたりするときに読んでみてください。

※STDに感染したかどうかはあくまで可能性であって、行為だけからは判断できないことも多いので、あくまで目安としての参考にして下さい。

行為キス
生活に影響のあるSTD生活に影響が大きいSTDは心配ないでしょう。

 

行為相互マスターベーション
生活に影響のあるSTD生活に影響が大きいSTDは心配ないでしょう。

 

行為射精を口で受ける、クンニリングス
生活に影響のあるSTD精液、膣分泌液を口に入れると、HIVB型肝炎など生活に影響が大きいSTDに感染する可能性があります。
セーファーにするためには●口での射精やクンニリングスを避けること。射精を口の中に出さず、外に出そう。もし射精があっても精液は飲み込まないことが大切です。
●最善策は、フェラチオのときも最初からコンドームをつけること。クンニリングスではデンタルダムを使用。そうすれば予防可能です。
B型肝炎にはワクチンがあります。
やった場合の対処法飲み込まず、すぐに吐き出してうがいをしよう。決定的な予防方法ではありませんが、リスクを下げるでしょう。

 

行為ペニスをしゃぶる
生活に影響のあるSTDしゃぶっただけなら、HIVには簡単には感染しないでしょう。でも、B型肝炎の心配がちょっと残ります。その他のSTDも可能性はありますが、生活への影響はそれほど大きくありません。
セーファーにするためには●どうしても生でしゃぶりたいときは、口の中に射精を受けないようにすることです。
●ペニスにタダレやできものが出来ているときは、しゃぶるのはさけたほうがいいでしょう。
●より確実な方法は、フェラチオのときも最初からコンドームをつけることです。
B型肝炎にはワクチンがあります。
やった場合の対処法もし射精があっても精液は飲み込まないことがポイントです。

 

行為ぺニスをしゃぶられる
生活に影響のあるSTD生活に影響が大きいSTDはあまり心配ないでしょう。

 

行為ペニスを相手の精液まみれにした
生活に影響のあるSTD尿の出口(尿道口)から尿道へと精液が入る場合、HIVB型肝炎など生活に影響が大きいSTDに感染する可能性があります。
セーファーにするためには●精液まみれにする場合難しいけれど、亀頭には精液がかからないようにしましょう。
●最初からコンドームをつけておくと、そのままイクことがあっても安心です。
B型肝炎にはワクチンがあります。
やった場合の対処法決定的な予防方法ではありませんが、オシッコをしてからシャワーで洗うことで、リスクを減らせるかもしれません。

 

行為ペニスを相手のペニスにこすりつけた
生活に影響のあるSTD射精がなければ、生活に影響が大きいSTDは心配ないでしょう。
セーファーにするためには●ペニスにタダレやできものが出来ているときは、この行為はさけたほうがいいでしょう。
●コンドームを付けてから、こすり合わせるようにしよう。そうすれば予防はより確実です。

 

行為アナルセックス(うける/いれる)
生活に影響のあるSTDコンドームなしの場合は、HIVB型肝炎C型肝炎など生活に影響が大きいSTDに感染する可能性があります。
セーファーにするためには●アナルセックスでは、ウケもタチも、ゴムを着けた方がいいでしょう。そうすれば、ほとんどの病気を防ぐことができます。
●例え射精がなくても入れるときは最初からコンドームをつけることが大切です。
B型肝炎にはワクチンがあります。
やった場合の対処法ウケは射精を受けたらいきんで(できればウンコと一緒に)精液を出してしまおう。タチはオシッコをして尿道をあらおう。決定的な予防方法ではありませんが、リスクを下げるでしょう。

 

行為アナルをなめる(リミング)
生活に影響のあるSTDアナルに着いている便をなめることで、A型肝炎アメーバ赤痢など根気が必要なSTDにかかる可能性があります。
セーファーにするためには●決定的な予防方法ではありませんが、アナルをよく洗って、ベロを肛門内に入れないことでもリスクは減らせるかもしれません。
A型肝炎には、ワクチンがあります。
やった場合の対処法うがい、口のゆすぎ、せっけんをつけて十分な手洗いをするといいでしょう。

 

行為アナルの中を指でいじる
生活に影響のあるSTD間接的なルート(※)によって、A型肝炎アメーバ赤痢など根気が必要なSTDにかかる可能性があります。
※便が手指に付き、そのまま相手のペニスを触り、フェラチオするなど。
セーファーにするためには●決定的な予防方法ではありませんが、お互いにアナルをせっけんでよく洗ってからセックスすることで、リスクは減らせるかもしれません。
A型肝炎には、ワクチンがあります。
やった場合の対処法うがい、口のゆすぎ、せっけんをつけて十分な手洗いをするといいでしょう。

 

行為ディルドを使う
生活に影響のあるSTDディルドなどの性器具は、他人が使った後に使う場合にHIVB型肝炎など生活に影響が大きいSTDに感染する可能性があります。
セーファーにするためには●ディルドに精液や血液が付着している可能性があるため、一度使用したら、使いまわさずに、せっけんでよく洗ってから使用しましよう。
●洗う余裕がない場合は、ディルドにコンドームをかぶせて使うといいでしょう。
B型肝炎にはワクチンがあります。