クラミジア
クラミジア
無症状のこともありますが、尿道に炎症が起きるのが主な症状ですので、おしっこをするときに痛みがあったらすぐに泌尿器科へ行きましょう。
どんな症状が出るの?
感染して1~4週間で尿道炎を起こします。おしっこをする時に痛かったり、さらさらした水様またはミルク状の白い膿(うみ)が出たりします。尿道にかゆみや熱い感じがある程度で、痛みが感じられない場合もあります。感染して必ずしも症状が出るとは限らず、特に気がつく症状が無い時もあります。
どんなセックスでうつるの?
尿道、のど、アナルにクラミジアがいる可能性があるので、自分のペニス(尿道口)に相手の精液やペニスからの分泌物が付着する場合、フェラチオをして相手のペニスから自分ののどにうつる場合、フェラチオされて相手ののどから自分のペニスにうつる場合、などがあります。アナルセックスでも同様に挿入した人もされた人もうつる可能性があります。
相手に症状がなくても、感染しますか?
クラミジアは感染しても自覚症状がほとんどない場合が多く、健康でも菌をもち続けることがあり、その場合菌を感染させる可能性があります。
予防方法は?
アナルセックスでコンドームを使用します。フェラチオでもコンドーム、リミング時もコンドームを切り開くなどしてガードしながらなめる、ペニスどうしをこすり合わせるときにもコンドームを付けるなどです。できない場合、決定的な予防方法ではありませんが、早めにうがいをしたり、排尿したりすると感染する可能性を減らすでしょう。かなりセーファーセックスを徹底する必要があるため予防はむしろ難しいかもしれません。早めに気づいて迷わず受診することを心がけましょう。
淋病との違いは?
淋病は症状がわかりやすいのに比べ、クラミジアは症状が軽かったり、症状がなかったりします。感染してから自覚症状が出るまでの期間は、淋病(2~7日)よりクラミジア(1~4週間)の方がかかります。
クラミジアがアナルに感染するとどうなるの?
便秘、アナルに痒い痛み、直腸からの出血や分泌物、炎症の刺激で強い便意(うんこを出したいという衝動)を催します。
感染しても気がつかないというのは本当?
症状は一般的に軽く、症状で気がつかないこともあるそうです。
検査方法は?
尿や分泌液の中のクラミジアを確認する方法や、採血による抗体検査も行われています。
治療方法は?
抗生物質を1~2週間内服する場合や、1回内服の場合もあります。水分を多くとり、尿を頻繁に出して、膿を洗い出すようにします。必要に応じ、治ったことを確認するための検査を行う場合もあります。