A型肝炎・B型肝炎のワクチン予防情報
A型肝炎・B型肝炎のワクチン予防情報
ワクチンという予防の方法がある。
パートナーがA型肝炎やB型肝炎になった場合に予防したい、セーファーセックスの中で不安材料を減らしておきたいといった場合に、A型肝炎とB型肝炎のワクチン接種によって予防をすることは有効です。
ワクチンによって、どうして予防できるの?
感染してからウイルスが体内で増えて具合が悪くなる(肝炎が起こる)までに、A型肝炎で2週間から7週間、B型肝炎で1ヶ月から6ヶ月の潜伏期間があります。ワクチンによりあらかじめ抗体を産生し、発病を防いだり、たとえ発病しても軽く済ませることができるのです。
STDの中でワクチンがあるのは?
STDの中では、A型肝炎とB型肝炎だけです。なお、C型肝炎はありません。
ワクチンを打つタイミングは?
[A型肝炎・B型肝炎] それぞれ、初回、1ヶ月後、半年後の3回接種(標準的な場合)
費用はどのくらいかかるの?
ワクチン予防は、任意の接種になるので、健康保険は使えません。費用は機関によって異なりますが、1回の注射につき、6,000~10,000円前後です(診察料別途)。
ワクチンを受けられるところの捜し方は?
A型肝炎、B型肝炎のワクチンは、海外(東南アジアなど)に旅行や長期出張する人が渡航前に接種を受けることが多いことから、パスポートセンターの近くに内科の診療所やクリニックで接種できるところもあるようです。
海外渡航者向けに紹介されている機関の多くでは、A型肝炎、B型肝炎のワクチンは、海外に行く人が前もって受けることを前提に考えているところがほとんどです。そのため(特にA型肝炎に関しては)性感染症予防としての予防接種に理解を示さないこともありますが、ワクチンの接種自体に質的な違いはありません。
インターネットで探す場合は、「トラベルクリニック」「旅行外来」「渡航外来」で検索するといいでしょう。また、厚生労働省検疫所「FORTH」の「予防接種実施機関の探し方」も参考になります。
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination02.html
東京都内では、以下のところでもワクチン接種を受けられます。
[A型肝炎/B型肝炎のワクチン接種」
駒込◎東京都立駒込病院ワクチン外来 03-3823-4890 (予約センター)
八重洲◎公益財団法人日本検疫衛生協会 東京診療所 03-3527-9135