自分を整える時間
自分を整える時間
■子どもと離ればなれ
私は、埼玉県在住のレズビアンマザーで、埼玉といってもちょうど東西南北真ん中くらいの、畑が目についてくるディ―プな地域に住んでいます(笑)今年はコロナで大変な2020年ですが、私個人的にも去年から今年はいろいろなことがありました。末期がんの父の看病のための海外からの移住帰国後、すぐに都内での仕事、子育て、看病の三立で睡眠時間4~5時間程度の日本での忙しい毎日がはじまり、今年はじめの父の他界とその後の手続きとでバタバタでした。また、2月からはコロナで国境が閉じられ、一時的に旅行していた子どもたちと離ればなれになってしまったことなど、かなり不安定な何か月かでした。ちなみに子どもたちは元パートナーでもう一人のお母さんのところで帰国できる日を待機中で、ロックダウン中も現地で楽しくやっているようです(苦笑)
■全てが「新しい生活様式」
コロナで自粛や自宅待機の日々がはじまりましたが、私は田舎暮らしなので、都内への通勤も減り、家で遺品整理や庭仕事をしながら、次第に去年のめまぐるしい生活から解放された気がします。その中で家族から自分へ軸を移し、ゆっくり休む心の余裕ができたようにも思いました。また、テレワークへの移行も積極的な職場に勤めているので、数時間仕事をしては庭仕事をして、また仕事に戻るという、とても有意義な暮らしを楽しめるようになりました。もともと私は東京生まれ東京育ちで、人生の半分を海外の都市部で過ごしてきたので、まさにすべてが「新しい生活様式」というわけです。
■様々な形で人と繋がる
コミュニティーとの繋がりは、おもにZOOMを使ったミーティングによるものや、緊急事態宣言解除後は、遠足気分で都内から訪ねてきてくれる友人たちもいて、それほど寂しい思いをせずに過ごすことができています。とくに、お子さんのいるLGBTの友人や介護をがんばっている友人たちとの繋がりは、たとえ距離があっても支えられている感があり、これからも関係を大切に育んでいきたいと感じました。
アカ―の皆さんとも、知り合ってから10年以上のお付き合いになりますが、これからも親戚のように、ときには助け合いながらお付き合いさせていただきたいなあと常に思っています。これからもよろしくお願いします!!
(地方都市在住 子育て中40代のレズビアン)