STD(性感染症)のこと覚えておこう!
STD(性感染症)のこと覚えておこう!
STD(性感染症)のためのセーファーセックスは、こうしよう!
STD(性感染症)は、HIVを含めて主なものだけでも、10種類以上あるって知ってるかな?大きくは、治すのに根気がいるものと2週間程で治るものに分けられます。全部は覚えられないので、感染ルートの違いや普段の生活にどのくらい影響を受けるかの違いで特徴をつかんでおくと便利です。
フェラチオでコンドームを使うべきかどうか、迷う人も多いでしょう。使わない場合、B型肝炎、梅毒、性器ヘルペスなどを完全には防ぐことは難しくなります。
B型肝炎については、数ヶ月間生活に影響を受ける場合もあります。セックス大好きで楽しみたいけど心配って人は、前もってB型肝炎のワクチン接種という方法があるので、詳しくはA型肝炎・B型肝炎のワクチン予防情報へ。
梅毒、性器ヘルペスは、ペニスなどにタダレや炎症があれば、触れるのを避けることです。しかし、セックスはいろんなことを同時にするので、気づかずに触れるってこともあるでしょう。万全を期すなら、フェラチオでもコンドームを使うと、より安心です。
「うんち」にいる病原体が口から入って感染(経口感染)するSTDにA型肝炎やアメーバ赤痢があることも知っておきましょう。
知らずにすごすと生活に影響が大きいC型肝炎は、「アナル・セックスの時のコンドーム使用」でほぼ防ぐことができます。アナル・セックスの時はコンドーム使用が必要となることはHIVと変わりません。
すぐ治るものは、かかった時に早く発見できるよう症状を知っておくと便利です。
STD(性感染症)とは?
セックスと一緒に考えたいこと
ゲイの間でHIV感染が増えています。HIV(エイズのウイルス)感染はセックスで感染する病気の1つです。セックスで感染する他のSTD(性感染症)は梅毒(ばいどく)やB型肝炎、淋病(りんびょう)、クラミジアなどがあります。セックスをしなくてもバスタオルや布団を媒介に感染するものに毛じらみや疥癬(かいせん)などがあります。
STDは身近なもの
私たちゲイのライフスタイルの中で、身近なところにこれらのSTDはあります。自分が過去にかかったSTDと今持っているSTDを正しく知って、まだ感染していないSTDを予防することが大切です。ゲイの間でどんなものが身近になっているのかも知っておきたいですね。
すぐ治るものから、一生付き合うものまで
ものによってはすぐ治るものもあれば、根気強く治す必要のあるもの、一生付き合うことになるものもありますが、HIVは抗ウイルス薬により発症しないレベルまで抑えることができるようになりましたが、完治はできないため、私たちゲイの中でも最も大きな健康問題の1つになっています。
カゼをひいた時の健康管理の発想で!
季節になれば、うがいや手洗いをして、かぜをひかないよう心がけるもの。STDも基本は同じ。やり方はちょっと違うけど、「こうしたら予防できるかな?」「こうしたらカゼをひいちゃうな?、悪化しちゃうな?」というふうに体をいたわるのと一緒のことで、セックスするときに体を気づかったやり方をすることが「セーファーセックス」です。
だからぜひ、あなたもあなた自身の健康管理としてセーファーセックスについて考えてみましょう。
○STD(Sexualy Transmitted Diseases)
○HIV(Human Immunodeficiency Virus)
※最近はSTDをSTI(Sexually Transmitted Infections)ともいいますが、このページでは、聞きなれたSTDというコトバを使用しています。
セーファーセックスとは?
セーファーセックスは、HIVやSTDに絶対感染しない/させない方法ではありません。病気を正しく知れば、おおよそ感染の可能性のある行為は判ります。ある行為にリスクがあったとしても、少しずつ工夫することでかなりリスクを下げることができます。いろんな知恵や工夫をしたり、もっと楽しく、エロチックにしたりすることもできます。より感染のリスクを下げ、より安全に近づけるセックスがセーファーセックスです。
このSTD情報ページで考えているセーファーセックスとは?
飲みすぎたら二日酔い?
STDにかかる可能性を知った上で、どの行為まで行うのかは、むずかしいところです。かぜの場合も、「今日寒気がするけど夜更かししたら確実に明日はアウトだ!けど、仕方ない」ということもありますよね。または「これ以上深酒したら明日は確実に頭ガンガン。でも、いいや」ということもあります。尿道炎に一度なって懲りたという人もいれば、数週間程度で治るので、もしなってもいいから楽しむ、という人もいます。要は日常生活への影響をどうコントロールするかということでしょうか。
知ってても、つい……っね!
また、どこで、どんなセックスをするのか?セックスをしたい気持ちがあれば、衝動的になる場面もあります。相手が超タイプだったり、その場の雰囲気に飲まれたりなど、セーファーセックスを忘れる要因を知ることも、大切かもしれません。また長い付き合いでも、一回限りでも、相手との関係性によってセックスの内容が大きく左右されることもあります。このSTD情報ページではそんな関係づくりや、自分の特徴をあらかじめ考えることもセイファーセックスの問題として取り上げています。